事例紹介

どらたんを活用されている事例をご紹介します。

株式会社ミトク 様

株式会社ミトク 様

写真1:(株)ミトク上越営業所

どらたんユーザー

株式会社ミトク(以下、ミトク)は、新潟県村上市に本社を持つ運送事業者で、家具配送・組立、エアコン配送・取付け、通販の商品、自転車、引越しなどの輸配送とその附帯業務を営んでいます。新潟県にある3つの営業所のうち、ヒアリングにお伺いした上越営業所では、主に食品、家電・家具の取扱いが多くなっています。食品は荷主の物流センターから店舗へ配送、家電・家具はミトクの倉庫に納めた後、店舗や個人宅へ配送しています。
上越営業所の社員数は45名(事務員含む)、うちドライバ―の数は36名です。車両は31台を保有し、家具配送は2トン車、食品配送は4トン車、その他長距離輸送に10トン車を利用しています。
ミトクでは、「どらたん」を2023年5月から導入しています。「どらたん」を選んだ経緯をお伺いしました。(以下、敬称略。聞き手:NX総研・菅、福井)

総研
「どらたん」を知ったきっかけは?
ミトク
当社がコンサルティングを委託している東京都文京区に本社を持つ(株)創造経営センターからの紹介がきっかけです。ドライバ―の手書きによる運転日報作成の解消、事務員の事務作業軽減を図ることが狙いとなっていました。
当社の保有する車両には2トン車でもデジタコがついている車両もありますが、そのデジタコには日報生成の機能がありません。ドライバ―は、毎日の運行中に作業実績を紙に記録し、それをもとに日々の運転日報を作成していました。
事務員はドライバ―の手書きの作業実績記録を確認し、Excel形式の運転日報へ入力します。数日間分の運転日報をまとめて作成しますので、それなりの作業時間も発生していました。また、手書きですので、読めなかったり記録漏れがあったりする場合には、ドライバ―への確認の手間が発生していました。
当社としては、なによりドライバ―の手書きの作業実績記録を削減したい、手間を減らしたいという思いがありました。
総研
「どらたん」を導入した理由は? 他社のサービスとの比較はありましたか?
ミトク
「どらたん」が(株)創造経営センターから会社へ紹介されたときに、会社から試験的に上越営業所が選ばれました。他社のサービスの比較はありませんでした。
どらたんを利用するドライバ―数は9名からスモールスタートし、徐々に増やしていき、2024年10月現在は36名で利用しています。

写真2:㈱ミトク上越営業所のトラック

総研
「どらたん」を使ってみて良かった点は?
ミトク

ドライバ―は行った先で作業実績を記録していましたから、スマホを使って「どらたん」で運行を記録することで、その手間を省くことができたことです。
また、当社では規定となる運転日報があります。「どらたん」でも運転日報を生成できますが、(株)創造経営センターが当社の運転日報の体裁をみて、Excelツールに「どらたん」で取得した運行データのCSVファイルを取り込み、マクロで日報を自動生成するように、VBAで開発をしてくれました。
その他に、給油量の金額なども記録するようにしています。

図 どらたんデータの活用

(出所)NX総合研究所が作成

(出所)NX総合研究所が作成

総研
ドライバ―はどのように活用していますか?
ミトク

会社からスマホの貸し出しをしており、ドライバ―は運行するときに、事務所からスマホを借りて「どらたん」の記録をします。
スマホは共用ですが、どのスマホを利用しても問題ないよう、どらたんの「入替機能」※を使っています。ドライバ―は会社のスマホを利用するときにはLINEの対話画面上で社員番号を入力して、自身の設定に切り替え、記録しています。

※入替機能:どらたんは、基本的にはドライバ―IDと固定のスマホを一対一で紐づけて使用しますが、例えば、「入替」の権限を付与したスマホでは、他のドライバ―に成り代わって計測を行うことができます。入替の際には、LINEの対話画面上で、ドライバ―IDの前に♯を入れて送信します。具体例としては、ドライバ―のIDが「S002」の場合、「♯S002」と入力して送信します。上記では、会社で貸し出している共有のスマホに入替権限を付与しています。

写真3:スマホでどらたんを操作している写真

写真3:スマホでどらたんを操作している写真

総研
今後「どらたん」に期待することはありますか?
ミトク
上越営業所では、試験的に会社から選ばれ、「どらたん」の導入を開始しこれまで利用してきましたが、ドライバ―の負荷軽減、事務員の作業軽減などの一定の効果が得られること分かりましたので、今後はさらに当社の他の営業所である長岡と新潟営業所の方にも「どらたん」の導入を展開する予定です。当営業所と同じように、他の営業所での「どらたん」による効果を期待しています。
総研
最後に、世間では物流の2024年問題への対応として、荷待ち・荷役時間の改善が特に課題となっていますが、例えば、貴社では、荷主に対する荷待ち・荷役時間についての改善要望や料金収受のためのエビデンス取得として、「どらたん」を活用されたりしているのでしょうか。
ミトク
集配先の荷待ち・荷役時間の記録は法律上の義務となっていますので、「どらたん」で取得しています。長時間の荷待ち・荷役作業は、特段発生していないので、荷主への料金の請求はしていません。
どらたんを利用する以前には、食品関連の配送で荷待ち時間も発生することもありましたが、会社が荷主へ交渉して、改善行っていただき、いまは荷待ち時間もなくなっています。
総研
コンサル会社の助けもあり「どらたん」を本当に効果的に利用されている印象を受けました。本日は貴重なお時間とご意見をたまわり、誠に有難うございました。
写真4:(株)ミトク上越営業所の小林様(左)と古川主任(右)

写真4:(株)ミトク上越営業所の小林様(左)と古川主任(右)

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